音楽でこんなに子供の能力が発揮できるんだ!
人とつながる事ができるんだ!
心からの笑顔で音楽を楽しみながら成長する姿を見て何度も心が震え、この感覚をひとりでも多くの方に届けたいと思いました。
子供はみんな生きる力にあふれています。お子さんの生きる力をより良い方向へ導けるように親御さんと共に歩んで参りたいと思います。
日本音楽療法学会認定
音楽療法士 馬場 久美子
お子さんの抱えていることにフォーカスし、演奏や歌で楽しみながら成長を促します。
私のところに来られている方から、ときどき
「リトミックを習わせようかと思っていたのですが、、」
「リトミック教室に通っていたのですが、、」
ということをお聞きすることがあります。
私もお子さんの音楽療法を学び始めた時に、リトミックってどんなことをしているのだろう?という疑問から実際にリトミック講師養成講座で学んだ経験があります。
その経験から音楽療法との違いをお話ししたいと思います。
リトミックは本来 音楽教育を目的につくられたダルクローズ音楽教育法 のことです。
リトミックでは、楽器の演奏訓練・調教を早期からやるのではなく、幼児期に音楽の感覚を身体全体で味わい、身につけ、表現し、音感を育みます。
音楽教育法として行われてきたリトミックですが、音楽教育としての効果だけではなく集中力・記憶力・想像力・即時反応能力などが養われるという効果もあり、そのことを発展させ、知育と組み合わせたものをリトミックとしている幼児教育産業も出てきました。
ですが、 リトミックはもともと音楽教育を目的にしたものです。
私が実際にリトミックを学んだ時も、音楽を感じ音楽に合わせ即座に音楽に合った反応・行動することでした。
それに対し、音楽療法の目的は音楽教育ではありません。
楽器ができるようになりたいというご希望があればもちろんそれも目標にしますが、音楽療法は音楽能力を身につけるためのものではありません。
音楽は手段に過ぎません。音楽は道具です。
このお子さんのこの問題を解決するためにこの音楽のこの要素を使う、というのが音楽療法です。
どうなって欲しいのかをお聴きし、お子さんひとりひとりに合わせた目標を考え、スモールステップを設定して、それをクリアしていく中で 目標に近づき、達成できるようにします。
リトミックのように年齢に合わせたグループを対象にした定型の教材があるのではなく、それぞれの お子さんに合わせたプログラムを音楽療法士が作って、ひとりひとりに合わせたオーダーメイドの手法で発達を援助します。
リトミックは音楽を教育してゆく中で、音楽能力だけではなく、即時反応や集中力や記憶力などが養われることから、一般的な発達も促進できる というものです。
それに対し音楽療法は、音楽は手段として使われるだけで、音楽教育をするのではなく、それぞれのお子さんの問題解決のためにそのお子さんに合ったプログラムを作り、音楽を使っています、というものです。
ご質問などありましたら、専用フォームからご連絡くださいね。
お子さん向け音楽療法